冬の味覚「寒ブリ」の水揚(yáng)げに異変が起こっている。

  富山灣や能登半島のブランド産地で深刻な不漁となっている一方、例年は少ない山陰や九州で漁獲が活発化。魚(yú)市場(chǎng)関係者も「過(guò)去にもほとんど例がない狀況」と首をかしげている。

  富山県の氷見(jiàn)港では寒ブリシーズンが始まった昨年11月から今月20日まで、1匹7キロ以上ある大型ブリの累計(jì)水揚(yáng)げ量が800匹足らずと、昨年同時(shí)期の30分の1以下に急減した。地元では「冬の稼ぎ頭を失った」（富山県の水産會(huì)社）と落膽が広がっている。

  石川県能登町の宇出津港も漁獲不振に見(jiàn)舞われ、24日に予定していたイベント「のと寒ぶりまつり」を中止。観光業(yè)にまで影響が及んでいる。

  不漁の要因について研究機(jī)関では「能登半島北沖の海水溫が高くブリの回遊ルートが大きく変わったため」（石川県水産総合センター）と分析。日本海を南下する魚(yú)群が定置網(wǎng)がある北陸沿岸を通らず、沖合を通過(guò)したとみられている。

  こうした予測(cè)を裏付けるように、山陰沖では巻き網(wǎng)漁船でブリの漁獲が好転。鳥(niǎo)取県境港漁港の1月の水揚(yáng)げ量は22日までの累計(jì)で450トンと前年同時(shí)期の5倍に急増。島根県の浜田港も同時(shí)期は3倍以上に増えた。1月中旬からは長(zhǎng)崎県の対馬や五島周辺でもブリの漁獲が目立ってきた。

  代替産地が出てきたとはいえ、北陸産の不振が響いて卸値は高値続き。東京?築地市場(chǎng)（中央?yún)^(qū)）1月中旬の取引価格は、主力の鳥(niǎo)取や長(zhǎng)崎産が1キロ當(dāng)たり1000円前後と前年より2割高。貴重な佐渡産だと1匹で5萬(wàn)円以上と、昨年の倍値に高騰している。
  首都圏の鮮魚(yú)店では割高な天然ブリの仕入れを見(jiàn)送り、価格の安定している養(yǎng)殖ブリに切り替える店も増えている。 

  ブリの以外に、エルニーニョ現(xiàn)象の原因で、沢山の水産物は今年不漁の狀態(tài)にはまっている。今年水産業(yè)の皆様はどう生きてゆくかは注目されているが、こんな時(shí)こそ有力者の揮う時(shí)期だろう。